南阿蘇ビジターセンターに隣接する阿蘇野草園は、阿蘇に生育する植物を自然に近い状態で観察することができる施設です。四季折々の花が楽しめるだけでなく、野鳥、昆虫類、両生類など様々ないきものを観察することができます。約5ヘクタールの園内には、南阿蘇自然学習歩道が整備されていて、森の中に続く道は格好のウォーキングコースとなっています。
ここではビジターセンターを起点にした、おすすめコースを紹介します。
野草観察コース(所用時間20分~30分)
阿蘇の野の花をのんびりじっくり観察したいという方におすすめ。
湿地ゾーンから森林ゾーン、はなしのぶ広場を通るルートです。
- 春 ⇒ ミチノクフクジュソウ、サクラソウ、カノコソウ、フデリンドウなど
- 夏 ⇒ ヤツシロソウ、ヒゴタイ、クサレダマ、エゾミソハギなど
- 秋 ⇒ ワレモコウ、カワラナデシコ、リンドウ、ヤマラッキョウなど
遠見塚展望所コース(所用時間60分~90分)
阿蘇野草園を思いっきり楽しみたいという方におすすめ。
湿地ゾーンから松林、シャクナゲ園、遠見塚展望所をこえてゆうすげの丘、はなしのぶ広場を通るルートです。
湿地ゾーンでは四季折々の野の花たち、そして70種を超えるチョウや昆虫、水浴びに訪れる鳥たちとの出会いを楽しめます。
- シャクナゲ園では、九州特産のツクシシャクナゲが大輪の花を咲かせます(4月下旬)。
- 遠見塚展望所はらくだ山とその麓に広がる草原から吹く風が気持ちよく、おいしい空気を体中で感じてください。
- ゆうすげの丘はその名の通りユウスゲやワレモコウ、カワラナデシコなどが咲くおすすめスポット。正面には根子岳がそびえており、写真撮影のポイントです。
- はなしのぶ広場は、毎年6月に開催しているはなしのぶコンサートの会場で、上品なハナシノブやツクシマツモトなどを観察することができます。
※詳しい情報は、ビジターセンターでチェック!
野草園で見られるいきものたち
ハナシノブ、ツクシマツモト、オオルリ、ルリモンハナバチなど
阿蘇野草園の自然
野草園は、多種多様な植物を自然のままの姿で観察できる施設です。これらの植物に親しむことで、阿蘇の自然についての理解を深め、自然を愛する心をはぐくんでほしいという願いから作られました。
ここでは、以前からここに自生していた植物を基礎にして、湿地、雑木林、人工林、草地など、いきものが生育する環境を作っています。
野草観察ゾーン | 昆虫ゾーン | 展望ゾーン | 森林ゾーン |
野鳥ゾーン | 草原ゾーン | 森の恵みゾーン |
フィールドマナー
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