一年で最も楽しみな、6月。6月のスタートは、ゴミゼロウィークから始まりました♪
南阿蘇ビジターセンターと阿蘇野草園、休暇村南阿蘇がある一帯は、南阿蘇集団施設地区に指定されています。
集団施設地区とは、環境省が指定を行い、「公園の利用及び管理のための施設を総合的に整備し、快適な公園利用の拠点とする地区」のことです。
パークボランティアのメンバーや阿蘇自然環境事務所のレンジャー、休暇村南阿蘇のスタッフなどが集まり、園地周辺のごみ拾いをしました。普段から園地内はごみを拾っていたのですが、園地と牧野道の境には不法投棄とみられるごみがたくさんありました。みんなで力を合わせて頑張りました。
パークボランティアのメンバーは野草園の遊歩道整備の手伝いまでがまだしよりました!だって、今月は特別な月ですもんね♪
2日は毎月恒例、阿蘇野草園いきもの調査!
小雨がぱらつくお天気にも関わらず、みんな元気にいきものを探してまわりました。
そして、また新たな発見も♪♪
風が吹いているわけでもないのに、あっちにゆらゆら、こっちにゆらゆらします。
実はこれ、クワキジラミの幼虫なんだそう!よくよく見てみると、幼虫のおしりから2本の白いロウ物質が出ていて、その間から排泄物でしょうか、透明な雫がぽちっとついています。虫眼鏡で観察すると、おもしろいですよー♪
ちなみに、キジラミというのはアブラムシやカイガラムシなどの仲間です!
他にもいろいろないきものをみつけることができました、詳しくはメルマガで紹介します。
梅の花のような、ぽってりとした形がとってもかわいい♪
ウツギの仲間が花盛りです♪バラ科のコゴメウツギやスイカズラ科のツクシヤブウツギも咲いています。
そして最後に。
開花宣言!というにはまだ寂しいのですが、ハナシノブが3株開花しました♪
阿蘇といったらハナシノブというくらい、阿蘇の野の花を代表する植物です。上品な佇まい、そして「ハナシノブ」という優しい言葉の響き。名は体を表すとは、よく言ったものです。
環境省のレッドリストでは最も絶滅のおそれが高い絶滅危惧ⅠA類に指定されています。阿蘇の草原に自生している個体数は500個体ともいわれるほど。阿蘇野草園では、このハナシノブを観察することができます。今年も見頃は6月中旬くらいでしょうか。雨に濡れた姿もまた一興。園内では現在、ナルコユリやフタリシズカ、イブキトラノオ、フナバラソウ、フタリシズカなども観察できます。
是非足をお運びください。
ちなみに、今年の第32回はなしのぶコンサートは6月24日(日)に開催いたします。お楽しみに。