『甲斐有雄ネットワークの集い第2回』が開催されました。
甲斐有雄氏は江戸時代後期、文政12年(1829年)高森町に生まれ。まだ標識などもない時代、旅人たちの為に1900基の道標を、阿蘇郡を中心に設置されたといわれています。この業績を称え、熊本県から幾度も褒賞を受けており、昭和33年(1958年)には熊本県近代文化功労者として顕彰された方です。
有志の方たちがその功績を後世に残そうと”甲斐有雄ネットワーク”を立ち上げました。
昨年10月に第1回目を終え、第2回目からは初めての現地調査を加え、より詳しい調査が始まりました。甲斐有雄氏が残した道標と供に配置されている傾向なども調査で明らかになってきています。
今後、年に数回程、このような形で開催予定です。
この会は甲斐有雄さんの研究・調査を実施している方で情報の交換や共有をしたいと考えている方を対象としています。個人で調査されている方で、情報共有したい方がいらっしゃいましたら、南阿蘇ビジターセンターでも受け付けております。
今は当たり前にある標識ですが、まだ標識が無い時代ではこの標識に多くの人々が助けられたことでしょう。この調査でどのような新たな発見があるのか楽しみです。
次回は3月10日(日)予定です。
《南阿蘇ビジターセンター》
開館時間:9時~17時 ※水曜休館日(祝日除く)
阿蘇郡高森町高森3219
0967-62-0911
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