らくだ山通信

9月のしぜんだより♪

温帯低気圧と秋雨前線の影響を受けた週末でしたが、阿蘇・雲仙・九十九島の3地区のパークボランティアが集まり、交流会を開催しました。

活動発表のようす

各地区の代表が活動の取り組みについて発表し、活発な意見交換を行いました。

ちなみにパークボランティアとは、国立公園において自然観察会等の案内や美化清掃、利用施設の簡単な維持修理などの活動について、自発的に協力する人々のこと。環境省の各地区の自然環境事務所等によって地域ごとに登録しています。

幸運なことに夕方には雨もあがり、阿蘇野草園をご案内することができました。草原から秋の風が吹いていて、よか時間を過ごすことができました♪

ハナシノブについて解説する阿蘇地区パークボランティアの山村さん♪

自然環境も組織のしくみも異なる3地区のボランティアさんたちでしたが、それぞれの地域に誇りを持っていて、そしてなにより自分たちの地域のことがすきでたまらない!という気持ちが伝わる素敵な交流会でした。

雨の中でも、野草園ではよか出合いがいっぱいあります♪

コガタアワフキAphrophora obtusa

おしりからぴぴっと水滴を出すようすが楽しくって♪針のような口吻を植物にさし、根っこから吸い上げる水分を吸収して、そこから栄養を得ています。ぐんぐん飲んで、ぴっぴと出す。これを繰り返します。見ているととってもおもしろいですよ♪

おねむ?のハチ

ハキリバチの仲間でしょうか、大あごで葉っぱをつかんで寝ています。雨のあとだったので、起きると体に付いた水滴を丁寧にふきとっていました。夕方草原を歩くと、ハナバチの仲間が葉っぱにぶらさがって寝ているようすを見ることができます。虫はどこで寝るんだろう?って考えるだけで楽しいですね♪

キセワタLeonurus macranthus【横田整一郎様撮影】

その名の通り、ふわっふわの綿を着せたように毛が生えています。これ以外にもメハジキやトモエソウ、ワレモコウ、メドハギ、ナンテンハギ、クズ、オミナエシなどといった秋の野の花が咲いています♪

阿蘇では旅鳥のエゾビタキもお目見えし、オオアカゲラやカラ類なども観察しやすくなってきました。これからの季節が楽しみです!

雨の日は、館内で過ごすのもおすすめ。「阿蘇に生きる」と「阿蘇の四季」は映写室で上映しています。

健磐龍命が立野を蹴破ったところ

今秋、いよいよビジターセンターの改修工事に入ります。11月中旬ごろから休館予定とのことですので、皆さん是非このスライドを見に来てください!

最近休館のお問い合わせもいただいており、ご迷惑をおかけしていますが、具体的な休館の日程が決まり次第、お知らせいたします。尚、改修工事期間中は仮施設にてご案内予定です。

親子でクラフト体験♪

夏休みはクラフト体験も賑わいました。栃の実やクリ、どんぐりなどもお目見えしています。親子で楽しい時間をお過ごしください。

 

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