阿蘇の春は「火」で始まります。
先日、健磐龍命(たけいわたつのみこと)をはじめ十二神を祀る阿蘇神社の農耕祭事、
「火振り神事」が執り行われました。
阿蘇地方の五穀豊穣を祈る阿蘇神社の田作り祭の神事のひとつで、国龍神(彦八井命)と姫神のご結婚を祝うため、「御前迎え(ごぜむかえ)」とも言われます。阿蘇を代表する厳粛な儀式です。
そして阿蘇の春になくてはならないのが、草原の「野焼き」。今年も阿蘇郡市一帯で野焼きの炎が草原を駆け抜けます。
今日はらくだ山の草原、村山牧野の野焼きがありました。
野焼きは、人が自然に命を吹き込む壮大な儀式。危険と隣り合わせの大変な作業ですが、牧野組合の方々と野焼きボランティアとが協力し合う姿がそこにはありました。
野草園の遠見塚展望所からは、息をのむほどの迫力だったそう。
もうひとつの「火」と言ったら、中岳火口。3月12日、噴火警戒レベルが1段階下がったため、火口から約1kmの範囲は立ち入り規制が解除されました。
火口見学も可能ですが、火山ガスの状況等により見学を規制する場合もありますので充分ご注意ください。
阿蘇はまさに「火」の山なのだ、と実感できる季節。それが、今の季節なのかもしれませんね。
ブログの更新が滞っている間に、ようやく春の開花が始まりました。
オウレン、アオイスミレ、シロバナネコノメソウなども咲きだしました。
ダンコウバイ、ツノハシバミなども開花しています。
植物以外でも、イカルの大きな群れやさえずり始めたシジュウカラやウグイス、ゴジュウカラ、ドラミングも元気なオオアカゲラなどたくさんの野鳥との出合いも楽しめます。
21日(金祝)は、野鳥の会主催の探鳥会も予定しています、是非遊びに来てください。
ビジターセンターの仮設展示室でのご案内も、残りわずかとなってきました。いよいよ展示改修も大詰め、どんな展示になるかわくわくです!
草小積みとビジターセンターの佇まいがまた、よかでしょう♪こんなに素敵に描いていただいて、とっても嬉しかったです。
ビジターセンターでは、4月19日にオープニングセレモニーを開催予定です、詳細は後日お伝えします!お楽しみに♪