二十四節気の冬至を迎えました。一年で一番昼が短く夜の長いときで、これを境にだんだんと日脚が伸び、人もいきものも春の気配にそわそわし始めるころです。そうはいっても、今朝の気温は-4℃。ぴりぴりと肌を刺すような冷たい風に、冬の厳しさを教え込まれています。。
館内の底冷えするような寒さには毎年苦しめられていますが(笑)、薪ストーブのまわりだけはあったかい空気に包まれています。今日も皆、炎のゆらめきに癒されていました♪
伝承遊びを伝えるボランティアのみなさんから、こんなにかわいいくまモン人形をいただきました。作り方は単純でも、子どもたちには大大大人気♪みんな寒さも忘れて遊んでくれます。
環境省が発行している「そうげんしんぶん」のぬりえも各号取り揃えています。最新号のぬりえは、阿蘇市在住のイラストレーター・あべまりあさんの作品です。とっても可愛いですよ♪
さてさて、この週末もバードウオッチングin野草園を開催しました♪
この日の野草園は、雪の中。きゅっきゅと気持ち良い雪の感触を味わいながら、たくさんの野鳥たちに出会うことができました♪雪の日って、意外と野鳥が多くみられるんですよー
ジョウビタキはここの場所がお気に入りだったのでしょうか、じっくり観察することができました。
普段よりも丸っこく見えるのは、羽の間に空気を取り込み体を膨らませているからなんだそう。寒さから身を守るための知恵って、すごいなあ♪
コゲラやエナガ、シジュウカラたちの群れを、ずいぶん近くで観察することができました。
写真のコゲラは後頭部に赤いぽっちが見えています。これがオスのしるし。普段は羽に隠れてなかなか見えませんので、この写真はすごいとです!
ちなみにこのコゲラは、木をつついて虫をとるのではなく、マユミの実をばつまんで食べていました。虫ばっかり食べているイメージだったので、これにも感激しちゃいました♪野鳥観察って、これだからやめられない!
今年の冬は、イカルの群れがとても大きいです。野草園のいたるところに生えているエノキの実を食べに来ます。「ぱちぱち」という音が頭上からするときは、だいたいこの鳥がえの実をば食べていることが多いので、是非探してみてください♪黄色の大きなくちばしが、えの実で汚れていたりしてとってもユニークです。
ミヤマホオジロの群れと一緒に、藪くらに隠れつつ、植物の実や虫を食べていました♪冬の間だけ出会えるホオジロの仲間です。
野草園ではキツツキの仲間が3種見られます。先ほど紹介したコゲラ(小さいキツツキ)と、オオアカゲラ、そしてこのアオゲラです。写真のように、樹木に垂直にぴたっ!!と止まることのできる、すごい鳥♪
頑丈な尾羽と、他の鳥とは違う足ゆびの形(対趾足といいます)のおかげです。ちなみにこの写真のアオゲラも頭に赤いぽっちがついているのでオスです♪
むしむし観察もやめられません♪
葉っぱを落としてさみしそうに見える木々ですが、こーーんなおしゃれをしているんです♪
この繭の中はからっぽですが、たまにこの繭に卵がついているときがあるので要注意!ガの幼虫が紡いだ繭は、何度見ても惚れ惚れするほどの美しさです♪
前回のブログで紹介した冬芽。小さないのちのともしびのそばで、同じく春を待ちわびる卵をみっけました♪
これは、ミドリシジミというチョウの仲間。高い木々のまわりを舞うようなシジミチョウの仲間を、親しみを込めてゼフィルス(西風の神)と言っています。
真冬の野草園、わくわくがいっぱいでしょ♪