らくだ山通信

12月の自然だより♪

2012年最後の月が始まりました。一年があっという間だったけど、師走のこの一月はもっと早足で駆けていくんだろうなあ。。

薪ストーブのまわりは、いつもぽかぽか。

こののんびりゆったりとした空間がみんな大好きです。

キルト展も残すところあと一週間となりました。連日、たくさんのお客さまにお越し頂いています。ありがとうございます!

キルト展のようす

先日パークボランティアのメンバーより、「夕日」というキルト作品にぴったりの詩を教えてもらいました。

あきのひ   のぎくみちこ

かぜが

とおりすぎました

わたしは はなびらを

ゆすりました

だれかに よばれたきがして

ふりかえると

ゆうひが くるくると

しずむところでした

「くどうなおこ のはらうた より」

「夕日」がどんな作品か、是非ご覧ください。それにしても「のはらうた」って本当に素敵な詩集ですよね♪

12月最初の週末は、いきもの調査で始まりました。冬のいきもの調査なんてって思う方もおられるかもしれませんが、いろんな発見があってとっても楽しいですよ。スイカズラやヘクソカズラ、スズメウリ、コマユミ、マユミ、ノササゲ、ノイバラ、アオツヅラフジなど色とりどりの実が盛りだくさん♪でした!冬越し昆虫もいっぱいいましたよ。

ツグミTurdus naumanni【横田整一郎様撮影】

エノキの木の又にできたみずたまりで、上手に水を飲んでいました。

シメCoccothraustes coccothraustes【横田整一郎様撮影】

地面でエノキの実を食べているところ。口のまわりが、だいぶ汚れとるばい!

ご覧ください、木の幹からぴょっこり耳が生えています♪

アラゲキクラゲAuricularia polytricha

ぷるんとしてて、耳にそっくりです。この耳で、風のささやきや虫のいびきをきいているのでしょうか。

クスサンの卵

クスサンは、ヤママユガの仲間で大きめのガです。寒い冬を卵で過ごします。

ちなみに、このクスサンの蛹のことを「すかし俵」と呼んでいます。

クスサンの「すかし俵」

上手に糸を紡いで網目模様にしています♪芸術的な作品を作るのは、人間だけではないようです。

コメントは受け付けていません。